とある事件
それは、ポカポカ春陽気の日でした。
とてもいい天気だから、
海の近くにある取引先を周って
ついでに潮風でも浴びたいなと、
ロマンチックな私はそう思い
すぐに車を走らせました。
その海の辺りは
遠いのでめったに行かない場所でした。
自分の会社から1時間ほどかかる場所です。
長めのドライブタイムを終えてパーキングへ。
そこで私は思いました。
「あー、トイレ行きたい」
コンビニコーヒーを飲み干しながら
1時間も運転したらそりゃあ行きたくなります。
パーキングの真横に公衆トイレがあったので
すぐさま入りました。
「ふぅ...」と落ち着いた私は
「どこでご飯食べようかなあ」などと考えていました
そこでふと、あることに気付いてしまいました。
「ペーパー無いタイプのやつやん.....」
冷や汗が止まらない私の頭には
走馬灯のように色んな考えが浮かんできました
どうしよう、何故か営業バッグしか持ってきてない。(※いつも通勤バッグと営業ツール用バッグを2個持ちしている)資料しか入ってないのに。なんかの資料で...紙とペーパーは親戚のようなものだし......いやいや、やっぱなんか嫌だわ。自然乾燥.....いや果てしないわ。携帯もない。いっそのこと大声で叫んで...ってそれはかなり恥やな。というか人通り少ないからどっちにしろダメだ、気付いてもらえない。てか寒いわ詰んだ。。。。
と、色々考えた末
ダメ元で営業バッグを探る。
すると
資料とチラシだらけの中に
ようやく白い物を見つけました
う
う
う
ウ ェ ッ ト テ ィ ッ シ ュ !!!!!!
潔癖の私。ありがとう。
その用意周到さに救われたよ、マジで
結局
無いよりマシだと噂のウェットティッシュで
なんとか乗り切りったのでした。
後味は少々悪かったのですが
外の日差しを浴びた瞬間に
何もかも昇華されていく気持ちになったのでした
それはポカポカ。心温まるお話...
じゃないわ、絶対に。
ほんとスミマセン。
以上です